孔雀七彩

孔雀七彩

177.0 × 380.0cm

青と白、二羽の孔雀が向かい合い、羽根を大きく広げ描きました。白の孔雀には瑞鳥として語り継がれてきた鳳凰の姿を重ね、青の孔雀はそれと呼応する存在として描きました。

画題に込めた「七彩」は、一色に定まらず、光のうつろいの中で幾色にも変化して見えるさまを意味します。箔で施された羽根は光を受け、見る者の立つ位置や時の移ろいによって、静かに表情を変えていきます。

本作の羽根は、仏像や仏画を荘厳する伝統技法「截金(きりかね)」を用いて表現し、その数は約二万本に及びます。合金配合の異なる四種の箔を重ねることで、微かな色の差と奥行きを表現しました。

古来より縁起物として描かれてきた孔雀。

この高野山という聖地で二羽の孔雀が向かい合い、人々の安寧を静かに見守る存在となることを願っています。

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